検索
メモ#06
- 私
- 2019年3月1日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年6月13日
私は人が死ぬのを見て心の底から楽しんでた。
笑った、口の端に笑みを浮かべた。
明らかにおかしい
こんなの絶対に普通じゃない
一体なぜ
私は院長に頼んだ。患者たちに、医者である私のことを忘れさせて欲しいって。 院長ならできるはずだ、ただなんとなく。 例えそれはどう見ても不可能なことだとしても、きっと。 「今回は例外だぞ。」 院長は気分良さそうに口元の角度を上げ、首を傾けた。...
結局のところ 我慢が苦しくて難しくて 大丈夫 傷跡は残るけど まだ治せる まだ取り返せる 噓 どうして私みたいなモノを医者にしてしまったんだ……?
目覚めるたび夢の中の出来事を全部忘れるけど、その気色の悪さだけがしっかり、ぎっしりと残っていた。良い夢ではなかったようだ。 朝の六時半から入院患者の状態の確認、再診。その後は薬の調整と配給、新しい患者の診察。……まあやること多すぎて一々書くの面倒だからここは略にしよう。変わ...